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あなたの「最後の」カウンセラーになります。今度こそ本当に自分を幸せにする覚悟でおいでください。by ライトハウスカウンセリングルーム

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2011.6.23 放送内容+α

  23, 2011 13:30
前回の内容はこちら


今回は、リスナーさんからのご質問メールにお答えします。


【質問】(概要)


小学2年生の娘さんのお父さんからの、ご相談です。

最近、娘が平気でウソをつくのです。先日も「上級生に殴られた」と言って、近所にあるおばあちゃんの家に駆け込み、大騒ぎになりました。

詳しく聞いてみたところ「実はおばあちゃんの家に行きたかったので、その口実に殴られたと言えば、心配して家に上げてもらえると思った」とのこと。

また、「誰々ちゃんが持ってるから、買って~」と買ってあげたところ、後に「誰々ちゃんが持ってる」はウソだったということも。

「低学年にはよくあること」と先生に言われたものの、放っておいていいものなのか? あまり叱るのもよくないと思うけれども、狼少年のようになって、誰からも相手にされずいじめの対象になるのでは…と不安です。




【答え】


ご相談、ありがとうございます。
「娘が殴られた!」となると、お父さんもびっくりされたでしょう。そして、よくよく聞いてみたらウソだったと分かって、更にショックを受けられたのでは。

「ウソ」というのは一般的に「悪いこと」と感じますし、この子はこの先どうなっちゃうんだろう? 狼少年みたいになって、誰からも相手にされなくなったらどうしよう…。

そんなふうに不安になってしまったお父さんのお気持ち、伝わってきます。




●ウソ=口実


娘さんは『何か口実がなければ、自分のニーズ(※)は人に受け入れてもらえない』と感じているようです。そうでなければ、口実は別にいらないわけです。

「おばあちゃんに会いに行きたい!」と、ストレートに表現してOKですから。

でも、彼女は今、何らかの理由があって、『自分のありのままのニーズは、人に受け入れてもらえないんだ』と、思ってしまっている。そしてウソの口実を使って、それを伝えよう・受け入れてもらおう、としているのではないのかな? と思います。



※ニーズ:人間が生きていく上で生じる欲求。愛されたい、やさしくされたい、認められたい、眠りたい、食べたい、あれが欲しい、あそこへ行きたい、お金がほしい、結婚したい…あらゆるニーズがあります。





●どうしてその子は、そんなふうに考えるようになったのか?


このご相談の情報だけでは、何がきっかけになったのかまではわかりません。が、この手の『傷つき』は、実は誰でも経験しているものです。


自分が赤ちゃんだった頃のことを、ちょっとイメージしてみてください。


『赤ちゃん』というのは、ある意味王子様かお姫様のようなものです。その家の真ん中にいて、ちょっとむずがると大人が飛んできてお世話をして、あやしてくれますね。上げ膳据え膳、下にも置かぬおもてなし…まさに王子様、お姫様(笑)。

赤ちゃんは自分の欲求のままに振る舞い、それを受け入れてもらっています。この頃、私たちは『自分は人に喜ばれ、ありのままで受け入れられる、大切な存在なんだ』という自尊心を感じています。

ずーっとそのまま行ければいいのですが、そうは問屋が下ろしません。ある程度大きくなってくると、『躾(しつけ)』というものが始まります。


躾というのは、今までなんでもOKだった自分の欲求に対して、とにかく『ダメ、ダメ』と言われるようになります。昨日まで靴を履かせてくれるのはお母さんの仕事だったのに、今日は「自分で履きなさい」と言われます。

なんでもかんでも「自分でやりなさい」と言われるのです。

これはもちろん、この子が大人になったときに困らないように…というご両親の愛情でもあります。だけど、子供は戸惑うんですね。


そして、こんなふうに感じます。「パパもママも私のことが嫌いになったんだ…」(そんな事実はないのですが、子供はそう感じた、ということです)「だから自分のニーズは大切にしてもらえないんだ…」と傷つきます。


これは、【人生最初の傷つき体験】です。劣等感・罪悪感・無価値観などを感じ、「自分はダメなんだ…」という感情が生まれます。


また、その頃に妹や弟が生まれることも多いのですね。すると、かつて自分がいた家族の真ん中に、新しい妹・弟がお姫様・王子様よろしく鎮座しているわけです。大人の目はやはり、手のかかる小さな子の方へ向かいがちにもなり、上の子はとても辛い思いをします。

自分も王子様やお姫様だったのに…。今は、まるで平民に格下げになったように感じます。その時の寂しさ、悲しさ…。記憶に残っている方も多いかもしれませんね。


そうして、『なんとかしてもう一度親の関心を得たい』と考えた子供は、良い子になってほめられようと頑張ったり、あるいは悪い子になって「叱られる」形で親の関心を引こうとしたりします。

この『良い子路線』『悪い子路線』も、どちらが良いとか悪いとかではありません。『親の関心を求めている』ということでは、どっちも同じです。だけど、その下では『寂しさ』を感じているのですね。


「この『傷つき』を体験しないで大人になれたらいいのに~」と、思うかもしれませんが、これを体験しないで大人になるのは、不可能です。

だから、私も澤田さんも体験してきましたし、リスナーさんもみんなどこかで感じた感情のはずです。



注:この時期、子供は自立心も育ってきますから、なんでも「自分でやる!」と言い出します。『自立したい気持ち』と、『甘えたい気持ち』の両方があるのです。そして、『甘えたい気持ち』が十分に満たされていると、子供は安心します。それが、自分の自立の道を探求する勇気にも繋がります。振り返れば、そこにお母さんのやさしい目線がある…そんな安心感があってこそ、自立心は育つのですね。




●ウソの原因は『寂しさ』


娘さんの話に戻しましょう。彼女の『私のありのままのニーズは、人に受け入れてもらえない』という気持ち…。これは、先ほどの平民に落とされたときの寂しさのモトに、似ているような気がします。

たまたま、娘さんは「ウソでもいいから口実があれば、聞いてもらえた」と感じる体験をしたのかもしれません。それから、受け入れてもらいたくて、ウソを言うようになったかもしれません。

大人から見ると、ウソは悪いことであり、ずる賢さのように見えてしまうこともあるかもしれませんが、それは『彼女が悪い子だから』ではなく、「私をもっと見て! 寂しいよ」というシグナルかもしれません。


注:実際に、ご両親が受け入れているかいないか、という問題ではありません。彼女は今、そう感じている(らしい)ということですので、親御さんはご自分を責めることのないようにお願いします。




●平気でウソをつく子はいない


お父さん・お母さんは、娘さんの言動の裏にある寂しさや不安を、受けとめてあげてください。(そういう気持ちがあるのかな~)という、優しい目線で見てあげるだけでもOKです。その子がそうなっているのには、ちゃんと理由があるのです。

彼女は今、自分のニーズを伝えること、ありのままに表現することに、臆病になっているのかもしれません。過去に表現したことで、「ダメ!」と言われたなどが、自分の存在そのものを否定された…と感じたのかもしれません。それがあまりに辛かった時、私たちはNOと言われないために(自分がそれで傷つかないために)、伝えるのを諦める、なにか真っ当な理由づけをする…といった行動をすることがあります(大人でも同じことをやっていますよね)。


そうして、良いところは積極的にほめる、悪いところがあったら叱ることも必要ですが、その時に『叱っているのはその行動のことで、あなた自身を否定しているのではない。あなたはお父さんお母さんにとって、かけがえのない大切な子供だよ』ということを、伝えていってください。




●『子は親の鏡』


ところで、お父さん・お母さんご自身に質問です。お父さん・お母さんは、自分のニーズをありのままに伝えるということ、出来ているでしょうか?

もしかすると、ストレートに言えずに遠回しに伝えようとしたり、別の手段で(ここで子供を使う、というのもよくあるケースです)相手に訴えたりはしていないでしょうか?

あるいは、上手に伝えられなくて、寂しい気持ちでいたりしませんか?


分かって欲しい
認められたい
やさしくされたい
愛されたい
もっと一緒にいてほしい


(ちょっと繊細なニーズばかり並べてみましたが☆)


もしも受け入れてもらえなかったら、すご~く辛いですね。だから、私たちは臆病になります。「そんなニーズは持っていない」というフリをしたり、「夫婦なんだから、~~するべき」みたいに『正論』を持ち出したり。

大人の方が知恵が働くので、自分のニーズを別の形にして要求するのは上手なのですよ。でも、その根底にあるのは「もしも受け入れてもらえなかったら、とても辛い。寂しい」そんな気持ちです。


『子は親の鏡』と言いますので、ご自分のこともちょっと振り返ってみてください。その時も、自分に対するやさしい愛の目線を忘れずにお願いします。

もしも、心当たりで胸がチクリと痛んだ方は、一度カウンセリングもお試しくださいね。


初めはお子さんのことで悩んで来られたクライアント様が、自分の心に向き合っていくと、なぜかお子さんの問題が消えてしまったりすることがよくあります。

みんな親である前に1人の人間で、やっぱりいろんな悩みをかかえています。その、いろんな悩みのほうを先に解決すると、親の心にゆとりができますから、お子さんのことも今より大きなスペースで受け入れてあげられるようになるんですね。

ご自分を癒すことがお子さんの、そして家族の癒しに繋がることも多いのです。私は児童心理は専門ではないので、このようなご相談のときには、基本・親御さんのほうからのアプローチをさせていただいています。




●今週の望のヒトコト


愛の目線を大切に です!




●そして、今週の『どっち!?』


今日、収録前にぼーっと座っていたところに、突然マイクを持ったひかるちゃんが現れて、「牛丼とカツ丼、さあ、どっち!?」

私:「は?」

ひかるちゃん:「どっちですか?」


さて、その答えは…? 放送をお聞きいただいた方は、ご存知ですね(^^)v。(カットされていなければ・笑)

ということで、今週もありがとうございました!




【FMびゅー】は 84.2MHz です

次回は7/7(木)の予定です。


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