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あなたの「最後の」カウンセラーになります。今度こそ本当に自分を幸せにする覚悟でおいでください。by ライトハウスカウンセリングルーム

「そうとは思えない」人へのメッセージ

  31, 2011 08:00
両親との確執・・・特に、母親と子供の関係で
苦しんでいる人は多いですね。

(私も “ソレ” で立派に苦しんだし)

そんな親とのぶつかり合いのパターンを、
あるクライアント様の許可を得て書いてみました。


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そのクライアントさんはこう思っていた。

「私の人生はお母さんのせいでこんなに辛くなった!あなたは、その償いをしなくてはならない!!」と。


地団駄を踏んで怒る子供のように、
母親に向かって恨みつらみを吐き出すことを
止められなくなっていた。

ほとんどの場合、膿を出し切るまでそれは止められない。

彼女は泣きながら母親に膿を吐き出し、
母親もまた泣きながら、膿をかぶり続ける。
そんな場面を何度も繰り返してきた。

後には言いようのない悲しみと、罪悪感が残る。
「どうして私は親を泣かせてまでも、感情を止められないんだろう?私はなんて悪い子なんだろう・・・?」と。


母親はまた、
「あなたを愛さなかったことなどない!」
「兄妹を差別したことだってない」
「淋しい想いをさせて、悪かったと思ってる」

そう何度も何度も繰り返す。

でも、そうとは思えない自分が居る。

愛して欲しいと叫んでいるのに、
「それでも愛しているんだよ」と言われたら、
即座に「そんなのウソだ!信じられない」と否定してしまう。


そうして、・・・母親は黙ってしまう。
歯を食いしばって、涙を溜めて、言葉を飲み込む。


【そうとは思えない (心理学では「思いたくない」になる)】と、決めている人間を変えることは、どうしたって不可能だ。

だから・・・母親は黙るしかない。

その黙り込んだ母親に、
「どうして本気で向き合ってくれないんだ!」と、
彼女はさらに責め続けてしまう。

ある日。
何を言っても、何をしても納得しない我が子を前に、
もう万策尽きた母親が言った最後のコトバは・・・

「わかったよ。あんたは一生私を恨みなさい」だった。

「私はこの親の言葉で、“見捨てられた”と感じたんです!!」
と、涙にくれるクライアントさんに、私は言った。


「ところで、あなたは犬を飼っていますよね?」と。

(は? 突然何の話? と思うだろうけれど)
(犬でも猫でもなんでもいい)

犬や猫は無条件にかわいい。
彼らは文句を言わない。

「大好き!大好き!」と尻尾を振って、
じっとあなたを見つめてくるものだ。

でも、人間の子供は違う。

「私の人生はあなたのせいでこんなに辛くなった!」
「あなたの育て方が悪かったから、こんな人間になってしまった」
「あなたは、その償いをしなくてはならない!!」

そう言って、親を責めるものだ。


「大好き!大好き!」と、
あなたを好いてくれる相手を愛するコトほど、カンタンなことはない。


でも、

「あなたのせいで私は不幸だ!」
「あなたが私を愛さなかったからだ!」

と、あなたを恨み、
何年も何年も責め続ける相手を愛し続けること
は、
どれほど辛いか分かるだろうか?

それがどれほど凄いことなのか、分かるだろうか?



あなたの親が、
今もあなたの親としてそこに居てくれるのだとしたら、
それは愛以外の何ものでもない。

一生恨まれても、憎まれても、
それでも親でありつづけようとする愛だ。


「お母さんは、昨日あなたに膿を吐かれたとしても、今日はまた何事もなかったようにご飯を炊いて待っていてくれるんじゃありませんか?」

「そうです。そうです・・・」と、涙が溢れるクライアントさん。


あなたは見捨てられてなんかいない。

それが真実だ。

でも【そうは思えない(思いたくない)】あなたがいた。


『本当は愛されていた』と認めることが、
あなたの辛かった人生を否定するのとは違う。

あなたは確かに辛い人生を
サバイブしながら生き延びてきた。

でも、どんなときも親の愛はそこにあったのだ。
それが事実。


親は伝え方を間違っていたかもしれないし、
あなたは本当に淋しい想いをしてきた。
それも事実。


愛はそこにあった。
でも、あなたも辛かった。

その事実を、
ありのままに受け入れることが出来たら、
その瞬間から世界が変わる。



そうだった。

私の母も、私がどれだけ膿を吐きかけても、決して
そこから動こうとしなかった。

そこに居続けて、私の母であることをやめようとしなかった。

そのことに私が気付くまで、じっと待っていてくれた。

(いや、たとえ気付かなかったとしても変わらずそこにいたはずだ)


それを思えば、どんなことも乗り越えられる。
心の中にちいさな灯がいつも点っているから。

その灯は決して消えることがないから。



あなたがこれから先も
「いや、やっぱりそうは思えない!」
と頑張るというなら、それでもいい。

それでも、あなたの親はそこに居てくれる。


もしくは、
「ああ、それこそがあの人の愛し方だったんだ・・・」
と受け入れる、という選択もある。

それを受け入れると、生きることが怖くなくなる。

(この安心感を体験したら、今までの生き方に戻りたくなくなると保証します!)



私が生き証人だし、
多くのクライアントさんたちもきっと証言してくれるだろうと思う。



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