POST
あなたの「最後の」カウンセラーになります。今度こそ本当に自分を幸せにする覚悟でおいでください。by ライトハウスカウンセリングルーム

スポンサーサイト

  --, -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

おくりびと

  13, 2009 10:57
「おくりびと」を観てきました。(ネタばれ)

ひょんなことから納棺師の道を歩み始めた主人公とともに、今までよく知らなかった納棺という人生最後のセレモニーを通して、丁寧に、時折コミカルに、人間模様を織り上げていきます。


観終わって、故人と残される者は、生前いくら分かり合えず想いがすれ違っていようと、それはお互いの精一杯の愛の表現なんだよなぁ。。と思いました。

不器用すぎて伝わらなかったり、伝えるすべもなく、ひとり想い続けることだったりしても、目には見えなくても間違いなくそこにあるもの。


『親の子を想う気持ち』
『子の親に求める気持ち』


最後に主人公が失踪していた実父のもとへ駆けつけ、固く握りしめられた父の手の中から、小さな石を見つけます。幼かった自分が贈ったその石をずっと大切に持っていてくれたのだ・・・と、恨み続けた父が、離れていても自分を想い続けてくれた「証」に出会って、彼の心のわだかまりが解けて涙になり、温かく散っていくのです。



仕事や恋愛や結婚などの、今の人間関係に悩んでカウンセリングセラピーの門を叩く人の求めているものは、入り口は様々だけど、実は一緒です。


『親の子を想う気持ち』
『子の親に求める気持ち』


みんなみんな“愛された記憶”に飢えています。

自分という存在を承認するには、それが必要だ。だけどその証を持たない自分を認められず、とても苦しんでいるのです。



子は『親に愛された』と感じたことがない、と『親に求め』ます。親は『子を思う気持ち』が伝わらない歯痒さや、自分の至らなさを責めてしまいます。そしてその親も、実は自分の『親に愛されたかった』と、『親に求め』ています。

その親の親はやっぱり自分を責めていて、そして自分が求めても与えられなかったこと、(そんなことを表現することも出来なかった時代でもありました)だからこそ我が子にどのように愛情表現したら良いのか分からなかったこと、と、世代の連鎖は何代も前へと遡っていきます。


だけど今の時代に生きている私たちは、この連鎖を断ち切る役割を引き受けて、今生生まれて来たのではないかと思うのです。

だからこそ苦しみ、どうにかしたい、と突き動かされて、カウンセリングセラピーのドアの前へやって来る・・・。それはきっと「本当のことを知りたい」という、心の底からの強い願いがあるから。



主人公が父の死を知っても「自分には関係ない」と、駆けつけなかったとしたら、ラストは全く違うものになったでしょう。「知りたくない」と突っぱねてしまったら、父の愛を知ることも、思い出が蘇ることもなかったということです。


主人公が “知らず” に終わったとしても、そこには父の子を想う愛が確かにありました。

「知りたくない」と思えば無かったことになるんです。
事実、在っても無いんです。
在っても見えないんです。


目に見えないものを知ろうとすること、見ようとすること。
そのことに価値があると思います。




映画ではたまたま小石という目に見えるカタチで、それが表現されていましたが、実際にはカタチの無いこともあるでしょう。そして、たとえカタチがあっても「見たくない、知りたくない」と本人が思えば、それはやっぱり無かったことになってしまうのでしょう。




「私は親の愛情をもらえなかった」という方は、実は愛されていた、という事実があっては困るのです。人生に逃げ道がなくなってしまうから。


そういう人は目に見える「証」ばかりを求めます。本当は目に見えないものを「カタチ」で証明してくれと願います。それが出来ないのなら、そんなものは無かったのだ!と結論づけたいがために。


それで自分の心を守って来たのです。それは生き抜くためには必要だったからであって、決してその人が悪いわけではありません。


だから、今まで自分を守ってくれたその考えに感謝してあげられたら・・・、そしてもう、そうやって守らなくても大丈夫なんだって思ってもらえたら。



なぜって、私たちは愛されているからです。


不器用だった両親に、兄弟や親戚や友人や恩師や、たくさんの人に。
私たちひとりひとりを知り尽くしている神様に。


そして、それは「本当のこと」なのです。


そのことを「見よう」と、まわりをぐるりと見渡したら・・・、きっと気づくことが出来るのではないでしょうか。この映画の主人公のように。



8時40分からの最終上映に初めて行きました。
いいですね~、レイトショー!
料金もお得で、映画館もすいてて・・・。
Sさん、お誘いありがとうございます♪また行きましょう(^^)。



関連記事:エニアグラムと十牛図
     子ギツネなこころ



Comment - 0

What's new?

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。