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機嫌を取られる

『機嫌を取る』という文字を見て、
「あっ!」と思いました。

「嫌」と感じる「機会」を「取る」
って、見えたからです。


もしも「イヤだなぁ」と感じる機会を
ことごとく奪われたとしたら、
私たちはどうなるのでしょう?

きっと『不快感』に弱い人間になるはずです。
なにしろ免疫がないのですから。

今の子どもは、大切に育てられるあまりに、
『不快感』を感じる機会までも奪われているのです。


「イヤ!イヤ!イヤ!」と
だだをこねる小さな子どもと、
「いいからそんなこと言わないで…」
と、なだめる親や祖父母。

子どもの機嫌を取ろうと必死です。


「いいからそんなこと言わないで…」

これは、

「あなたのイヤって気持ちはどうでもいいから、機嫌を直しなさい」

って聞こえませんか?


『なだめる』という行為を、
『優しさや思いやり』と感じる人は
多いかと思いますが、

実際に言っていること、
やっていることは違いませんか?

「あなたのイヤって気持ちはどうでもいいから、機嫌を直しなさい」


これじゃあ、子どもはごねまくります。

私たちだって子どもの頃、
一番大切だったのは
『自分の気持ち』じゃありませんでしたか?

それを「どうでもいい」
と、言われているのです。

そして機嫌を直すと、
「いい子ね」と言われるのです。

〜こうやって私たちは
『自分の気持ちを抑えること』が
イイことなんだ…と刷り込まれます。


こういったことが起こるのは、
実は、親や祖父母の側の心が、
子どもが泣いたり、ごねることに、
耐えられないからです。

子どもに理由を聞かないで、
大人が勝手に解釈しているからです。

更に、人にどう思われるか…? が恐いからです。


「やめなさい。機嫌を直しなさい」
と言う前に、自分が何を恐れているかを
見つめる強さが必要です。


これと同じことが、
私たちの心の中でも起こっています。

私たちの頭(思考)と、
感情(インナーチャイルド)の関係性で…。


感情は「イヤ!」って言っているのに、
頭は「そんなことを言うもんじゃない」と、
感情を黙らせようとする…

あるでしょう?


そんな時の頭(思考)は、
大抵何かを恐れています。

「イヤだなんて言ったら、嫌われる」
「愛してもらえない」
「認めてもらえなくなる」

だから、感情(インナーチャイルド)に向かって、
否応無しに言うのです。

「しょうがないでしょ、割り切りなさい」と。

そして、NOが言えなくなって、もう何十年…です。


不快感を感じること、嫌がること、
イヤだと言うこと…。

どれもとても大切なことです。

イヤって思ってもいいんです。
たとえ相手が自分の大好きな相手でも。

『相手を好き』ってことと、
『それはイヤだ』ってことは別物ですから。


だからあなたが、
我が子に「イヤ!」を発動された時、
自分が恐くなって動揺していないか、
観察してみて下さい。

子どもはあなたを本当に嫌いなわけではありません。

「それはイヤだ」って言ってるだけです。
「イヤ」にも理由がちゃんとあります。

あなたの「イヤ」って気持ちにも、
居場所を作ってあげてください。


どうぞ「嫌」と感じる「機会」を、取らないでください。


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プロフィール

三浦 望

Author:三浦 望
☆心理カウンセラー
☆OHカードナビゲーター
☆エニアグラムファシリテーター
☆現代レイキマスター

北海道室蘭市在住
得意分野は共依存・親子関係・職場の人間関係・劣等感・自分が嫌い…
自身のDV体験、ウツ体験から心理学の世界へ。エニアグラムや各種心理療法を取り入れた提案型カウンセリングを得意とする。OHカフェ他、ワークショップなども随時開催中。

1969年室蘭市生まれ(女性)
離婚歴有 子供なし
パートナーと二人暮らし

ライトハウスカウンセリングルーム
八丁平4丁目バス停より徒歩5分

三浦望公式サイト
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