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あなたの「最後の」カウンセラーになります。今度こそ本当に自分を幸せにする覚悟でおいでください。by ライトハウスカウンセリングルーム

心の応援者

  27, 2013 12:41
対人恐怖がある方に、
よくやってもらう筋トレがあります。

それは『挨拶』です。

例えば幼稚園児のママだったら、

「朝と帰りの送迎のときに、目の合ったママさん誰にでも、はっきりわかるよう感じよく挨拶してください」と。


とはいえ、

こういう人は、人が恐いのですから、
「挨拶するのも恐い」と言います。


でも実際、その人が恐れているのは、
『挨拶して無視されること』です。

相手が挨拶を返してくれればホッとし、
返してくれなければ恐くなる…。

「また無視されるかも」と、
ますます挨拶がぎこちなくなっていきます。


ではなぜ、
『挨拶を返されなければ恐くなるのか?』
というところを、ちゃんと考えたことがありますか?

そこには、

『挨拶を返さない=無視=嫌われた→どうしよう!』

という三段論法があります。


実際には、
聞こえなかったかもしれないし、
何かに気を取られていたのかもしれないし、

あるいは、その人が落ち込んでいて、
挨拶出来ない状態だった可能性もあるのですが、

そういう『相手側の状況』を慮る余裕がなく、
自分自身にばっかりベクトルが向いているのです。



そこで、

「挨拶しただけで100点」
「相手の反応が良くても悪くても気にしない」

というルールでやってもらいます。


相手の反応次第で、

「何か失敗した?」
「悪いことしたのかな?」

と、思う必要はないことを強調します。
相手にも事情があるからです。


「バスケットボールをシュートしてください」
「絶対に外さないで!」

って言われたら、プレッシャーを感じますが

「外してもいいから、投げてみて」
「投げただけで100点だから」

だったら、気楽ですよね。


というわけで、
元々真面目なクライアントさんですから、
一生懸命筋トレに励んでくださいます。


「やってみたら、世界が広がりました!」

「今まで話したことのないお母さんから、話しかけられたりして…」


…って、それはですね
あなたが先に挨拶を投げかけたから、
相手も安心して話しかけることができたんですよ(^^)。

相手だって、あなたと同じように
不安だったのかもしれませんね。

いい筋肉が付いてきてますよ〜!


しかし、ここで落とし穴がありました☆

なんだか落ち込みモードのあるクライアントさん、
いったいどうしたんでしょう?


「毎日続けていても、やっぱり反応の良くないお母さんもいるんです…」

「そして、やっぱり落ち込んじゃうので “あの人はきっと旦那さんとケンカして機嫌がわるいのかも…” とかって、自分に言い聞かせて、なんとか気持ちの切り替えをしなくちゃ仕事に行けなくって…」

「でも、そうやって言い聞かせるのにも疲れて、幼稚園に行きたくなくなってきたんです」


あらあら、大変です。

このクライアントさんには、
『自分の気持ちを汲む』というステップが必要みたいです。


確かに、挨拶しただけで100点!
というのは変わりないんです。

なんですが、
やっぱり無視されたりしたら傷つきますよね。

でも、このクライアントさんは、
実は『自分が傷つくこと』を許していなかったのです。

「こんなことで落ち込んじゃダメだ、気持ちを切り替えなきゃ!」
…って頑張ってしまったんですね。


なので、『傷ついた自分』を
ちゃんとその場でホールドしてあげましょう。

「あら…、今の反応ちょっと寂しかったなぁ」
って、思うのはOKなんですよ。

あなたは『あなたの感情の味方』でいなければなりません。

自分自身に『傷つくな』『落ち込むな』『自分が悪い』って言ったら可哀相でしょう。


「今の傷ついたねぇ」
「やっぱ寂しいよね」…それでいいんです。


相手には相手の事情があるのは事実です。

でも、だからと言って
「私は傷つくべきではない」
なんて言う必要はありません。

傷つきやすいあなたが勇気を振り絞って、
このチャレンジをしているのですからね。

今のあなたには、応援者が必要です。
その応援者に、自分がなるのです。


「今日もがんばったね」
「やっぱり応えてくれない人もいて、ちょっと寂しかったけどね」

 ↑ こう言ってあげるだけで、辛さはすっと引くんです。


感情は認めてもらえば成仏しますからね!


「ああ、今そう言ってもらっただけでもスッとしました!」
と、クライアントさんは笑顔で帰っていきました。

そして、ちょっと気楽に挨拶筋トレ続行中です。


そうしているうちに、
自分の中の批判者に変わって、
自分の応援者が育ってきます。

心は応援してあげることで、
強く・賢く・たくましくなっていきます。


叱咤激励すれば強くなれる、って
多くの人が誤解していますが、
実際はそうではありません。

『失敗しても叱られない』
『ネガティブな気持ちを感じても叱られない』

ってわかっていれば、
私たちは困難にチャレンジできる勇気も持てるもの。

『叱られる』って決まっていたら、
恐くてチャレンジどころじゃありません。


私たちはいつのまにか

『失敗は悪いこと』
『ネガティブな気持ちを感じるのは悪い子』

と無意識に刷り込まれ、
自己嫌悪の塊になってしまいました。


なぜかって?


それはきっと私たちの両親も、
今の自分の同じように、失敗やネガティブな感情を恐れていたからです。

そうして、
「我が子の人生から失敗や辛い感情をできるだけ排除しよう」と、
両親が頑張ってくれたことが、
実はあだになってしまったんですね。



人生は失敗OKです。

それに伴うあらゆる感情も、
しっかり受けとめられるようになることが大切です。

人生の初めのうちは、両親がそのスタンスで見守ってあげること。

それで子どもは『自分の感情との付き合い方』を学んでいくのです。


そのためには、今大人になってしまった私たちが、
もう一度自分の感情との付き合い方をきちんと学ぶこと。

親が学べば、子どもはそれを自然に吸収します。


自分の感情と仲よく出来る人は、
他者とも良い関係を築くことが出来る人です。






参考記事:感情の供養
     傷つくことができるから
     傷つくことができるなら


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