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あなたの「最後の」カウンセラーになります。今度こそ本当に自分を幸せにする覚悟でおいでください。by ライトハウスカウンセリングルーム

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コンフォートゾーンの理由

  01, 2012 22:00
うつの患者さんが、ある地点で、
状況がまったく動かなくなり、
そこから抜け出せなくなって
しまうことがあります。


それは、うつ発症時の
深刻な症状が落ち着いて、

ある程度患者さんが『ラク』に
日常を送れるようになった頃、

相性のいい薬なども分かってきて、
大きな感情の波もコントロール
出来るようになった頃、

つまり「回復」してきた頃に
起こります。



この時点で、まだ、
患者さんは「うつ」です。

でも、家族もそのことを、
よくわかっています。


初めは「うつ」がよくわからなくて、
患者さんを励ましたり、なだめたり、
「なんとかして元の生活に戻そう」
と、必死だった家族も、

やがて現実を受け入れ、
患者さんをいたわり、刺激を
与えないようにする術を学びます。


食べられなかったのが、
食べられるようになったんです。

起きられなかったのが、
起きられるようになったんです。


多少のコミュニケーションも
出来るようになったし、

初めの頃の、
「この人はいったい
どうなっちゃうんだろう?」

「死んでしまうのではないか?」
という不安も薄らいできます。


元通りではないけれど、
まだ出来ないことも多いけれど、
生活は出来てるんだから・・・。


初めの頃の不安定な状態に戻る
くらいなら、今の方がずっと
いい状態ではないか・・・?


そのように“守られた”生活は、
患者さんにとっても
居心地がいいわけです。


ある意味、安心して
「殻に籠っていること」が
許されているからです。


以前のように、無理矢理
殻から引っぱり出そうとされない、
そっとしておいてもらえる状態です。


患者さんと家族のバランスが、
無意識のところで
釣り合ってしまっているのです。



もちろん“頭”では、両者とも
「更なる回復」を願っています。


けれども、“心(潜在意識)”は、
このバランスのとれた状態を、
維持しようとしているのです。


「そんなバカな?」と、
思うかもしれません。



患者さんはしきりと
「家族に申し訳ない」
「早く良くなりたい」と、
口にするかもしれません。


しかし、本心(潜在意識ですから、
本人も無自覚です)は、この
心地よいコンフォートゾーンを
維持しようとしています。


患者さんだけではありません。

ご家族の潜在意識もまた、
現状維持しようと働いています。


今の現状というのは、実は
双方にとって『ラク』なんです。


「昨日と同じ今日なら大丈夫」
「今日と同じ明日なら大丈夫」

なぜって、何がどうなって、
どう対処すれば良いかが、
前もって分かっているから
『安心』なのです。


不測の事態はほとんど起こりません。

昨日生き延びられたのだから、
明日も生き延びられるだろう・・・。


潜在意識はその人を生かすことを
最重要課題としていますから、
常に安全策を取るわけです。


敢えて前例のないことは
しないほうがいいと思っています。



参考記事:潜在意識はお役所に似ている!?



そう、『家族がうつになる』という
まったく前例のない出来事が起こった
当初の混乱、恐れ、悲しみ・・・。


それからようやく、必死の思いで
今に落ち着いたわけですから、
そこからまた違う段階へ進むのは
未知の世界ですから、恐いのです。



だから、ご家族も患者さんも
暗黙の了解で、現状を維持する
ことになります。


「いつかきっと良くなるはず」
と、願いながらーー。





でも、ここから更に回復するためには、
今釣り合っている家族のバランスを、
一度崩す必要があります。


このバランスを“敢えて”崩すには、
相当のエネルギーが必要ですし、

患者さんにはそれだけのパワーが
当然ですが、まだありません。



ですから、出来るならば
サポーターであるご家族が、
その役を引き受けてほしいのです。


現状は、低め安定です。
それを底上げするのです。

もちろんご家族も、
患者さんもハッピーな方向で。



それには何が必要か・・・?

最終的な答えを言ってしまうと、
あなたが今よりも幸せになることです。


「うつ」は家族の病と言われます。

病んでいるのは、
実はその人だけではないのです。

ところが、家族は
「自分が辛い、苦しい」という
ことにすら気付いていません。


表面的にはうつの家族を抱え、
「辛い」と感じてはいるでしょう。

それとは別の、
自分自身の人生での生きづらさ、
罪悪感・無価値観などにフタをして、
見て見ぬ振りをしてきませんでしたか?



あなたが
「自分はそんなもの持っていない」
と否定しているかぎり、

患者さんは、それらをあなたに
見せるという役割を終えられません。


「問題があるのは患者であって、
自分ではない」その意識こそが、
家族の病の核になっています。


だからこそ、
患者さんは家族を代表して、
その辛さを一身に背負って
体現している
のです。



つまり、一番近くで患者さんを
支えているサポーター自身が、
自分の辛さと向き合い、
自分を癒すことによって、

患者さんの負担が減り、
それまで釣り合っていた
『家族のバランス』が変化し、
新しい局面に入ります。


サポーターさんが癒されると、
当然、患者さんへの目線、
接し方も自然に変化します。

それが患者さんを本当に癒します。

その時、患者さんをそれまで
“守っていた”堅い殻は、
もう必要なくなるのです。


両者共に支え合いながら
新しいしあわせな生き方
獲得することが目標です。



ここを乗り越えると、
家族全体の幸福度が、
ぐぐっと上がります。

「あの人の『うつ』のおかげで、
今の私達があるのだと思います」

そう、しみじみと語ってくださる
クライアントさんがいます。


初めは
「この人を治してしてください」
と相談に来られたサポーターさんに、

「ではまず、あなた自身が
カウンセリングを受けてみてください」

と、お伝えするのは、
こういった理由からです。



心理カウンセリングは、
しあわせな人生のためにあります。

「より幸せになりたい」と思う方なら、
誰にでもドアは開いています。

未だに誤解されていますが、
あなたに「不適格者」などという
レッテルを貼るものではありません。


勇気を持ってドアを叩いてくれた人から
しあわせは広がっていきます。



ご家族の「うつ」があるレベルで
膠着しているなぁ、と思われる方は
どうぞお気軽にご相談ください。



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