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あなたの「最後の」カウンセラーになります。今度こそ本当に自分を幸せにする覚悟でおいでください。by ライトハウスカウンセリングルーム

心の門

  25, 2012 00:00
心の門を堅く閉ざしていた
うつ病の人が、

カウンセリングを重ねて、
少しずつ笑顔を取り戻してきます。


ゆっくり、ゆっくり。
とにかく焦りは禁物。


…なのだけど、そばにいる家族は、
どうしても焦ってしまうことがあります。


心の門の奥深くに
閉じこもっていた患者さんが、
そろそろと門のそばまで
出て来たので嬉しくなって、

「さあさあさあさあ♪」とばかりに
門の外(自分たちの世界)へ、
引っ張り出してしまったりします。


あるいは、「チャンス!」とばかりに
患者さんの門の中まで入ってきて、
本人を連れ出そうとしたりしてしまう。


でも、外の世界は、
今の弱っている患者さんにとっては、
暴力的なほど刺激が強いのです。


みのを剥がれたみの虫のように
無防備な状態で、外気にさらされ、

患者さんは何も出来ず、
無力な自分に茫然自失…。



そしてまた、門の奥深くに逃げ込み、
以前よりも固く固く扉を閉め、
閉じこもってしまうのです。




患者さん本人も、一日も早く
元気になりたいと願っています。

家族と楽しく過ごしたい、
友人と会ったり、出掛けたりもしたい。

いつ、そんな自分になれるんだろう?
と、自問自答し続けているんです。




患者さんが門に近づいてきたのは、
「もしかしたら、大丈夫かも?」
という自信が、
わずかでも涌いてきたから。


しかし、外界の刺激の竜巻に巻かれ、
逃げ帰ってきた自分に、そのわずかな
自信も木っ端みじんになってしまいます。


やっぱり自分はダメだ、
このまま良くなれないんだ…
と、絶望してしまうのです。


その状態から、再び門の近くまで
行けるようになるには、かなりの
時間がかかってしまうことが多いです。




患者さんがまた門の近くまで
出てきた時には、焦らず騒がず、

穏やかに
「ああ、よくきたね。うれしいよ」
と、微笑んであげられるといいですね。


門の外にひっぱり出すのは、NGです。

「いつまでそんなところにいるの?」
「早く出ておいで」なんて、言わないで。


本人にとってはそれが精一杯だし、
今はそこまでで上出来なのです。


今は塀越しでOK。

でも、

「私たちはいつでもここにいるからね」
という家族の愛が感じられたら、
なにより患者さんは勇気づけられます。



心の奥深い安全地帯と、門との間を、
行ったり来たりしながら、患者さんは
だんだんと回復していきます。


「こんな自分でも、受け入れて
くれているんだ…」という安心感が、
患者さんにとっては何よりの栄養です。



しかし、

「待つのがどうしても辛い」
という時は、家族の方も、

カウンセリングなどのケアを
受けることを、視野にいれて
みていただきたいと思います。



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