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あなたの「最後の」カウンセラーになります。今度こそ本当に自分を幸せにする覚悟でおいでください。by ライトハウスカウンセリングルーム

『うつ病』の役割(5)

  26, 2012 00:00
『喜怒哀楽』が感じられない、
ということは、その人の “生きる喜び”
失うことを意味しています。



この前段階では、感情的に非常に
傷つきやすく、過敏になります。

『怒』『哀』の感情が強烈になり、
また繰り返し感じるので、
本人はとても辛い状態です。


小さなことでクヨクヨ悩む。
食事が喉を通らない、眠れない。

出勤時に下痢する、何かを
注意されるともの凄く落ち込む。

自分を卑下し、ヒステリックに
嘆いたり、身近な人に当たる。

被害者意識も強く、他者の言動に
怒りを爆発させることもあります。


炎が燃え広がりつつある状態です。


しかし、この段階ではまだ、
本人が「自分で消火しよう」と、
頑張っているため、周囲は異変に
気付くのが遅れる場合もあります。


本人はたったひとりで、この
『怒』『哀』の感情と戦っています。

周囲は平和で、自分の苦しみとは
別世界のようにも感じます。

とてもとても孤独なのです。



この辺で、パチンコやお酒、過食や
ショッピングなどに、依存する
症状が出てくる場合も多いです。


それらは、一瞬ですが、
苦しみを忘れさせてくれるのです。

孤独な消火作業に疲れ果てた心から、
現実を消し去ってくれます。

しかし、それは現実逃避です。

火は手の付けようがないほど、
勢いを増してきます。


更にこれ以上、『怒』『哀』の
感情
が激しくなったら、
もう消火どころじゃありません。

生命の危機、非常事態です。
そうなった時には、本人の意思とは
関係なく、非常ボタンが押されます。

そうして『怒』『哀』の感情から、
その人自身を守るため、全ての
非常扉が閉じられました。


そこは『自分の殻』という、
シェルターです。


その人を、今、死なせないための、
安全装置が働いた結果です。


しかし、そこはすべての感情(喜怒哀楽)
から遮断された世界。


『怒』『哀』からは解放されましたが、
『喜』『楽』も感じられないのです。


『自分の殻に閉じこもる』のは、
その人の “生きる喜び”
感じる力を犠牲にしての、次善の策
だったのです。




シリーズ:『うつ病』の役割(1)
     『うつ病』の役割(2)
     『うつ病』の役割(3)
     『うつ病』の役割(4)

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